パパっと作れるヘルシーおやつ50選【クリーンイーティングOK】

カロリーメイトは健康に悪いの?その真相と理由を解説

こんにちは、Satoriです。

突然ですが、みなさんはカロリーメイト(ブロック)は好きですか?

何となくヘルシーなイメージがあるので、お菓子の代わりに食べているという人も、多いのではないでしょうか?

食事をカロリーメイトで置き換える、「カロリーメイトダイエット」も、根強い人気がありますよね。

私も結構好きで、学生時代はよく食べていました。

そこで気になるのは、「カロリーメイトは健康に悪いのでは?」という噂です。

そこで今日は、その噂の真相と、理由を解説していきたいと思います。

Contents

カロリーメイトは健康に悪いのか

出典:大塚製薬「カロリーメイトブロックタイプ」

先に結論から述べますと、カロリーメイトはあくまでもお菓子(加工食品)ですので、体が喜ぶ食品ではありません。

ただ、コンビニやスーパーで買えるほかのお菓子に比べると、添加物が控えめで、ビタミンやミネラルも入っているので、多少は「賢いチョイス」と言えるかもしれません。

しかし、いずれにせよ、「毎日の食事と置き換えたい」と思える食品ではありませんし、健康的な食品でもありません。

食べ過ぎると、太ったり、肌荒れやニキビの原因になったり、生活習慣病になりやすい体を作る可能性もあります。

カロリーメイトが健康に悪い理由

それでは、「カロリーメイトは健康に悪いのでは?」と噂される理由を、説明していきます。

カロリーが高い

カロリーメイト ブロックタイプには、長方形のクッキーのようなお菓子が、4本入っています。1本が100kcalですので、1箱で400kcalです。

食事と置き換えるのであれば、ちょうどいいぐらいのカロリーかもしれませんが、おやつとして食べる場合、かなり高カロリーな間食になってしまいます。

「手早く必要なエネルギー源を摂取する」ということに特化した食品でもありますので、少量でカロリーが高いのは、当たり前と言えば当たり前なのですが、これを忘れて普通のお菓子のように食べていると、お腹回りが大変なことになりそうです。

ケーキよりカロリーが高いのね(汗)

砂糖の量が多い

カロリーメイトの箱に書いてある、栄養成分表示を見てみると、糖質の含有量は以下の通りです。

  • プレーン  41.7g
  • チョコレート  39.7g
  • フルーツ 41.4g
  • チーズ 40.7g
  • メープル  40.3g

平均で、約40gぐらいですね。

世界保健機関(WHO)がすすめる砂糖の摂取量は、成人で1日25gまでですので、 大幅に超えてしまっています(汗)。

ちなみに、角砂糖1個が約3.5gですので、1箱すべて食べると、角砂糖約11.4個分を食べるような計算になります。

カロリーメイトは、食べると結構口の中の水分が持っていかれますが、ソフトドリンクを飲みながら食べたりした時には、砂糖の量が、余裕でWHOの推奨値の2倍以上になってしまうことでしょう。

もう、太るというより、糖尿病を心配した方がいいレベルかもしれません。

添加物が入っている

カロリーメイトは、加工食品ですので、添加物も入っています。

原材料を、おそらく一番人気のチョコレート味で、見ていきましょう。

  • 小麦粉(国内製造)
  • チョコレートスプレッド
  • 砂糖
  • アーモンド
  • 脱脂粉乳
  • 大豆タンパク
  • 小麦タンパク
  • 食塩
  • でん粉/カゼインナトリウム
  • 加工でん粉
  • 香料

食品の原材料をチェックする時に、まず最初に注目したいのは、「聞いたことのない材料」や「何か分からない食材」です。

上の例で言うと、一番分からないのは、カゼインナトリウムではないでしょうか?

ガゼインナトリウムは、牛乳に含まれるたんぱく質の一種であるガゼインとナトリウムが結びついたもので、安定剤として使われる添加物(人工化合物)です。

渡辺雄二さん著の『「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』によれば、

(ガゼインナトリウムを)動物に体重1kgあたり5日間連続で0.4~0.5gを口からあたえると、中毒をおこしてその半数が死んでしまいます。したがって、毒性は弱いとはいえません。

渡辺雄二:『「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』より引用

とのことです。

添加物の中で、最も危険な分類に入るかと言えば、そうではないと思いますが、それでも頻繁には食べたくないですよね。

次に、「香料」ですが、香料は1000種類近くもあるのではないかと言われる、人工香料や天然香料の総称です

香料の中には、危険性の高いものもありますが、具体的な表示の義務はありませんので、消費者が、その中身を知ることは出来ません。

原材料に自信がある会社なら、まず使わない添加物ですが、あくまでも「お菓子」の話をしていますので、お菓子の添加物としては珍しいものではありません。

最後に、「加工でんぷん」ですが、これはでんぷんに化学的処理を施したものですので、でんぷんとは別物と考えてください。

加工でんぷんにも何種類かありますが、香料と同じく、どれが使われているかの表示の義務はありません。

中には、安全性が不安な加工でんぷんもあり、頻繁に口にしたくはない添加物です。

マーガリンが入っている

ほんの一昔前までは、「マーガリンはバターよりも健康にいい」と信じられていましたが、それは全くのウソです。

マーガリンの方が、確実に体に悪いです。

マーガリンは、本来液状である植物油を、バターのように固形にするために、植物油に水素を添加し、化学的に処理したものです。

この処理は「水素化」と呼ばれますが、これにより、植物油の構造は変わり、その副産物としてトランス脂肪酸が誕生します。

トランス脂肪酸はLDL(悪玉)コレステロールを増やし、動脈硬化などの原因になるとされている物質ですので、絶対に口に入れたくないものの1つです。

日本では、トランス脂肪酸の表示義務はありませんが、マーガリンにはほぼ確実に入っていますので、出来れば避けたいところです。

アメリカでは2006年からトランス脂肪酸の表示が義務付けられているので、「日本では表示義務がない」と初めて聞いた時には、ビックリしたよ!

カロリーメイトはお菓子

カロリーメイトは、「栄養バランス食品」と呼ばれ、五大栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)をバランスよく含んでいると言われています。

しかし、基本的にはお菓子です。

本来の、「どうしても時間がない時に、出来るだけバランスの取れた食品を」というコンセプトから逸脱して、毎日のようにカロリーメイトと食事を置き換えていると、不健康まっしぐらです。

また、カロリーメイトを食べることで、1日に必要なビタミンやミネラルの1/3が補給できるということですが、これはあくまでも体内に入る分量ですので、本当に体で吸収できるかは分かりません。

加工食品やサプリメントに使われる、人工的に合成されたビタミンやミネラル類は、必ずしも、人間の体で効率的に吸収されるとは限らないからです。

ご飯、お味噌汁、焼き魚、ほうれん草のおひたし、お漬物・・・こんな、定番の和朝食でも、カロリーメイト1箱と同じカロリーです。

どちらを食べている人が健康かは、言うまでもありませんよね。

カロリーメイトだけが健康に悪いわけではない

ここまで、カロリーメイトが体に悪い理由をお話ししてきましたが、もちろん、カロリーメイトだけが健康に悪いわけではありません。

スーパーで売られるほとんどの栄養バランス食品には、砂糖や加工油、添加物などが大量に含まれています。

これらの食品のパッケージには、「どれだけ多くの栄養分が含まれているか」の説明がたくさん書いてありますが、そればかりに惑わされてはいけません。

砂糖の量や添加物も、しっかりチェックするようにしましょう。

1箱に40gも砂糖が入っていたのでは、いくら栄養のバランスがよくても、あまり意味はありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ほかの栄養バランス食品に比べて、特別カロリーメイトだけが体に悪いということではありませんが、「毎日食べたいものでもない」ということが、お分かりいただけたのではないかと思います。

特に、一般的なお菓子に比べるとカロリーも高いですので、間食として食べるのはとても危険です。太る原因になってしまいます。

また、砂糖の量もかなり多いですので、肌荒れの原因にもなりそうです。

私も学生時代は、チョコレート味やフルーツ味をよく買っていたので残念ですが、食べ過ぎは禁物の食品ですね。