このような疑問にお答えします。
・スムージーの語源
・スムージーの歴史
・スムージーレシピの誕生(誰が考えたの?)
いざ「スムージーって何?」と聞かれると、案外答えられないですよね?
でも・・・
スムージーの語源や歴史は、調べるとすっごく面白いです。
そこで今日は・・・
グリーンスムージー大好き歴10年の私が、スムージーについてアツく語っていきたいと思います!!
これを読めば、あなたもスムージー通!
Contents
スムージーの語源
スムージーとは、「なめらかな」という意味のSmooth(スムーズ)に「ie」を付けて、「なめらかなもの」という意味にした言葉です。
しかし、元々スムージーは、色んな名前で呼ばれていました。
・ブレンデッドビバレッジ(ブレンドされた飲み物)
・カクテル
・ヘルスカクテル
・ネクター
Smoothieではなく、「Smoothee」とつづられていたこともあったようです。
ちなみに、スムージーに「健康的な飲み物」というイメージが定着し始めたのは、1960年代にアメリカ西海岸でヒッピーを中心とする健康ブームが起こった頃だと考えられています。
さて、スムージーの語源が分かったところで、次はスムージーの歴史を見ていきましょう!
スムージーの歴史
- スムージーの発祥地
- スムージーの誕生と普及
上記の2点を、順番に解説していきます。
スムージーの発祥地
スムージー発祥の地はアメリカです。
しかし、似たような飲み物は昔から世界各地にあったようです。
例えば、インドのヨーグルトドリンク「ラッシー」も、どことなくスムージーに似ていますよね?
スムージーの誕生と普及
スムージーは、ブレンダー(ミキサー)の誕生・進化とともに、アメリカ全土に広まりました。
諸説ありますが、アメリカでの年表はザックリこんな感じ。
年 | 出来事 |
---|---|
1922年 | 「世界初」といわれるブレンダーがシカゴで誕生 |
1937年 | ブレンダー流行の火付け役、ワーリング社の「マジック・ミキサー」が誕生 |
1940年代 | ブレンダーがアメリカ全土のレストランやバーに普及 |
1950年代~ | 一般家庭でのブレンダー使用が広まり、同時にスムージー文化も普及 |
中には「もっと昔からスムージーを飲んでいた!」という人もいるかもしれませんが、一般的なタイムラインはこんな感じです。
スムージーって、意外と昔からあるんですよね!
続いて、スムージーのレシピの誕生について見ていきましょう。
スムージーレシピの誕生
最初期のスムージーレシピは、ブレンダー購入時に付いてくる小冊子やテレビショッピングで紹介されたものでした。
つまり、スムージーのレシピは、ブレンダーの製造・販売会社によって作り出されたと言っても過言ではありません。
その中でも特にレシピの知名度が高かったのが、次の2社です。
- ワーリング(Waring)
- バイタミックス(Vitamix)
それぞれのレシピについて、順番にみていきましょう。
ワーリング(Waring)のスムージーレシピ
「スムージーを世間に広めたのはワーリング社だ」と考える人は多いですが、その理由のひとつが、当時ワーリングの社員だった、メーベル・ステグナー(Mabel Stegner)さんが考案したレシピです。
彼女のレシピは大変人気だったため、1952年には書籍としても出版されました。
実はその本が・・・ウチにもあります!!(笑)
スープやカクテル、ドレッシングなどと一緒に、スムージーのレシピも紹介されています。
今で言うところの「グリーンスムージー」のレシピもちゃんとありますよ!
例えば、こんな感じ。
- パセリカクテル:パイナップルジュース、パセリ、氷
- セロリカクテル:りんごジュース、レモン汁、セロリ、氷
「カクテル」という名前で紹介されていますが、かなりシンプルですよね。
「健康ドリンク」というカテゴリーもあるのですが、こちらは中々個性のあるレシピです。
例えば・・・
肝臓ドリンク:トマトジュース、牛レバー(生)
これが1950年代の栄養科学なのでしょうか!!??
興味深いですが、あまり飲みたくはないですね(笑)
バイタミックス(Vitamix)のスムージーレシピ
アメリカのヘルスコンシャス層に絶大的な人気を誇るバイタミックスは、販売開始当初から、健康的なスムージーのレシピで有名でした。
創設者のウイリアム・グローヴァ―・バーナード(William Grover Barnard)さんは、1937年にブレンダーと出会うと、すぐさま健康的なレシピとセットで自社製ブレンダーの販売を開始。
1949年ごろからバーナードさん自身が登場するテレビショッピングの放送が始まり、一躍有名になりました。
▼参考動画(VitamixオフィシャルYoutube)
実際に動画のテレビショッピングの中で使用された材料を書き出してみました。
パイナップルジュース、ニンジン、生卵(殻ごと)、レーズン、ピーナッツ、りんご(皮ごと)、ほうれん草、きゅうり、セロリ、バナナ、氷
味の想像が全然つかない!(笑)
バイタミックス創始者が紹介する貴重なレシピですが、挑戦するには勇気がいりそうです。
皮だけでなく殻まで砕けるのは、当時としてはかなり画期的だったんでしょうね!
アメリカで一番人気の高速ブレンダー
バイタミックスは、おそらくアメリカで一番人気の高速ブレンダーです。
高いものでは10万円を超える機種もあるため、キッチン家電の中ではかなり高い分類ですが、健康志向のアメリカ人がこぞって買う信頼の高いメーカーです。
▼公式サイトでもおすすめされている機種
ちなみに私もバイタミックスを愛用中で、下記のツイートに写っているのが現在使用しているものです!
スムージー以外のレシピにも活躍してくれています。
*このドリンク、生理痛やPMSにかなりおすすめです♪
まとめ:スムージーは歴史のある飲み物だった!
記事の内容をまとめます。
- スムージーの語源はSmooth(スムーズ)
- スムージーは1950年代には一般家庭にも普及し始めた
- ワーリング社のスムージーレシピは書籍化するほど人気だった!
- バイタミックス社の健康志向は発売当時から変わらない!
スムージーは新しい流行のようで、実は70年も前から飲まれていたんですよね。
私も10年ぐらいグリーンスムージーを作り続けていますが、レシピの可能性が無限大なので、まったく飽きません!!
週末に、スムージー作ってみませんか?
▼初心者にもおススメのスムージーレシピはこちら
それでは、本日は以上!
スムージーが大好きだけど、実は語源や歴史についてはよく知らない。一体いつどこから来た飲み物の?