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【経験から解説】生理でゴミを出さない方法【ゼロウェイスト可能】

生理 ゴミ
生理のゴミにうんざりしてる人

生理ってめっちゃゴミ出るよね。出来れば何とかしたいけど、いい方法はないかな?

このような疑問にお答えします。

✔記事の内容
  1. 生理でゴミを出さない方法
  2. 「ゴミを出さない生理」のベネフィット3選
  3. ゴミを出さない生理を続けるコツ(1つだけ)

これを書いている私は、「サスティナブル、ゼロウェイスト、ノントクシック」な生理を実践し始めて5年ほどになります。

始めることになったキッカケは・・・

Satori

生理中のゴミの山を見て、マジで嫌気がさしたから。

「自分1人からこんなにゴミが出るなんて、ドン引きだわ・・・」と、ある日突然思っちゃったんですよね!


でも、悲観的になっていても仕方がないので、すぐに自分が出来ることから実践。


すると、色んな変化が現れ始めました。

  • ゴミが減って気分爽快!
  • かぶれたり蒸れたりしなくなった!
  • PMSが軽減された!
  • 生理が楽になった!

ゴミを減らすことが目的だったんですが、体と心まで楽になってビックリ。


今回のブログでは、私自身の経験をもとに、生理が快適になる、ゴミの出ない「ゼロウェイスト生理」の実践方法についてお話ししていきます!

Contents

生理でゴミを出さない方法

  1. サスティナブルな生理用品を使う
  2. 生理痛・PMSもエコな方法で対策する

上記の2つについて解説していきます。


私が実践しているのも、シンプルにこの2つだけです。

サスティナブルな生理用品を使う

サスティナブル:人間と地球がともに継続的に発展していける状態

生理用品にもサスティナブルなものと、そうでないものがあります。


使い捨てのナプキンやタンポンはゴミが増えるだけでなく、化学繊維とプラスチックで出来ていて土に還らないので、サスティナブルではありません。


サスティナブルな生理用品には、以下のようなものがあります。

  1. 布ナプキン
  2. 月経カップ
  3. 経血吸収型ショーツ

順番に見ていきましょう。

布ナプキン

布ナプキン

布ナプキンは、その名のとおり布製のナプキンで、洗って何度でもくり返し使うことが出来ます。


使ってみると分かりますが、全然漏れたりしないし、普通のナプキンのように短時間では蒸れないので快適です。

使用のメリット
  • 普通のナプキンと同じように使えて簡単(交換頻度も同じでOK)
  • 低刺激で、肌への負担を軽減できる
使用のデメリット
  • 洗うのが面倒→そのうち慣れるので大丈夫!
  • 汚れたナプキンを持ち歩くのが不快→消臭バッグに入れればOK

布ナプキン最大の難関は、洗濯かなと思います。


私も最初は面倒だったし、経血を自分で洗うこと自体に抵抗がありました。


でも・・・

Satori

慣れてしまうと無感情ですよ(笑)。

家事の一部としてパパっと片付けます!

オーガニックの布ナプキン

【注意】布ナプキンは水かぬるーいお湯で洗いましょう。

最初にお湯で洗ってしまうと、経血の色素が繊維の間に定着して、シミになっちゃいます!!

月経カップ

月経カップ

月経カップは1個5000~6000円ぐらいするので安くはないですが、丁寧に扱えば10年使えるので、かなりエコです。


うまく着脱できるようになれば、災害時に生理で心配をする必要もなくなるので、それも心強かったりします。

使用のメリット
  • 膣内に装着するので蒸れたりかぶれたりしない
  • 膣内に装着するので嫌な臭いがしない(経血が空気に触れないため)
  • タンポンのように膣内が乾燥しない
  • 長時間着用できる(8時間までがベスト)
  • 災害時に便利(少量の水で洗うかウェットティッシュでサッと拭いて再装着できる)
使用のデメリット
  • 着脱のコツをつかむまでが難しい→これは、否定できません
  • ケアが面倒→生理が終わったら、熱湯で10分煮るだけで消毒できます(電子レンジもOK)

月経カップは最高です。


一度装着してしまえば、入っていることを忘れるぐらいの快適さです。


ただ、リアルな話としては、最初は着脱に手こずるし、ちゃんと装着できていないと漏れるので、しばらくは試行錯誤が必要です。

Satori

正直、タンポン着脱の何倍もスキルが必要なので、練習あるのみです!

▼私のおすすめの月経カップについては、過去記事でまとめています。

選び方の「決め手」についても解説しているので、ぜひご覧ください!

経血吸収型ショーツ

経血吸収型ショーツ
出典:thinx

経血吸収型ショーツは、布ナプキンと下着が合体したような製品です。


下着自体が経血を吸収してくれるので、生理中に生理用品を持ち歩かなくてもいいという点で、ちょっと画期的です。

使用のメリット
  • 1枚履くだけでOKなので、すごく楽ちん
  • 意外と薄いので洋服にひびかない
  • 経血量によって、8~12時間の長時間着用OK
  • 低刺激で、肌への負担を軽減できる
使用のデメリット
  • もし漏れたら替えの下着が必要
  • ちょっと高い
  • 日本にはまだあまり種類がない(特にオーガニック生地の製品)

メーカーにもよりますが、1枚でタンポン約4本分の吸収力があります。


正直、経血吸収型の下着は、手に入る人は全員買った方がいいです!

なぜなら・・・

Satori

パンティーライナー的に使う方法がめっちゃ便利だから!

「今日生理来るかも?」「まだちょっと出るかも」って時に使用すれば、下着を汚してしまう心配もしなくていいし、「念のため」ナプキンを持ち歩く必要もナシ!

・使い捨てのパンティーライナーよりエコ
・布のパンティーライナーみたいに、下着とライナーの両方を準備する必要なし!

個人的には、月経カップなどと併用するのもおすすめ。


これは買いっ!

ちなみに、私が使ってるのはThinxのオーガニックコットンのやつです。

日本でも売ってるには売ってますが、ちょっと高いので、今後良い商品が出てくることに期待!

生理痛・PMSもエコな方法で対策する

せっかくサスティナブルな生理用品を使っているなら、生理痛やPMS対策もエコを貫きたいですよね?


例えばこんなことが出来ます。

  1. 温活は腹巻や湯たんぽを使う
  2. マグネシウムサプリを飲む

順番に見ていきましょう。

温活は腹巻きや湯たんぽを使う

生理痛緩和のために温活する人も多いと思いますが、お腹や足首を使い捨てカイロで温めてませんか?


腹巻きや湯たんぽは、カイロと違って何度でも再利用できるので、とってもサスティナブルです!

オーガニックコットン腹巻き

私はモコモコするのが嫌なので、1年中夏用の腹巻きを使ってます。寒い時は2枚重ねでも!

むかし、探しても湯たんぽが見つからず・・・(アメリカなので)

Satori

友達に教えてもらって、生のお米を使ってない枕カバーに入れて、電子レンジでチンしてました!(笑)

2キロのお米を1分半ぐらいチンしたら、余裕で30分以上あたたかい。

苦肉の策でした(笑)。

既製品に話を戻すと、私の周りは、fashy(ファシー)を使ってる人が多いかなと思います。

湯たんぽ

ドイツのメーカーです。この表面に穴がついてるタイプは、肌に密着せずに熱が分散するので、カバーなしでも使えるし、低温やけどの危険性も低いです。

マグネシウムサプリを飲む

生理といえば、鎮痛剤のイメージがありますが、イライラや不安感、絶望感、お腹の張り、軽い頭痛などのPMS症状であれば、サプリメントで改善するかもしれません。


特に、マグネシウムはコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌量を抑えて、精神や筋肉の緊張をほぐしてくれます。

PMSとマグネシウムの関係性を調べた研究(1)では、マグネシウムを摂取したグループでPMSが軽減され、マグネシウムとビタミンB6を同時に摂取したグループでは、さらなるPMSの軽減が観察されたとのこと!

生理の少し前から、マグネシウム摂取に気を付けてみるのもいいかもしれません。

マグネシウムを多く含む食品:海藻やアーモンドなど

ビタミンB6を多く含む食品:ニンニク、ピスタチオ、バナナなど

もちろん、サプリでもOK。

マグネシウムサプリメント

さて・・・

ここまで「ゴミを出さない生理」の具体的な実践方法を話してきましたが、実際のところ、ゼロウェイストで生理を乗り切ることって、そこまで価値のあることなんでしょうか


気になりますよね?

「ゴミを出さない生理」のベネフィット3選

生理用品 海洋汚染
  1. 生理のゴミを減らすと海洋汚染を軽減できる
  2. 使い捨ての生理用品をやめると節約できる
  3. ゼロウェイスト生理は体にやさしい

上記の3つについてお話しします。

生理のゴミを減らすと海洋汚染を軽減できる

欧州委員会(EU)によると、生理用品は海洋汚染の原因になるプラスチックの第5位です。

  • Natracareが行った実験によれば、ナプキン1個に含まれるプラスチックの量は約2.4g
  • 雑誌『anan』の読者アンケートによれば、女性が1回の生理で使用するナプキンの数は、平均20枚

つまり、1回の生理で捨てられるプラスチックは48g(2.4g×20個)。


ちなみにこれはレジ袋約5枚分なので、1年間で「レジ袋約60枚分のプラスチック」を消費している計算にます!


しかも、レジ袋ならまだ再利用できるけど、生理用品は出来ない・・・

Satori

プラスチックゴミ削減では、レジ袋ばかりが話題になりますが、生理用品も結構ヤバい!

使い捨ての生理用品をやめると節約できる

  • ナプキンやタンポンはどちらも1つ20~30円ほど
  • 女性が生涯で経験する生理の回数は約450回

生理用品1つ約25円とすると、1ヶ月で500円、1年で6000円、5年で3万円、10年で6万円、生涯で22万5000円の出費になります。


それだけじゃありません。


国際連合環境計画によれば、プラスチックは土に還るまでに1000年以上かかることもあるとのこと。


使い捨ての生理用品は、税金を使って処理されます。


つまり、私たちの子孫は、今後何百年にもわたって「今私たちが使い捨てている生理用品のゴミ処理」のために税金を払い続けることになります。

もちろん、このままの調子で使い捨ての生理用品を使い続けたら、1000年後に地球が人間の住める環境にあるかどうかは微妙かもしれませんが・・・

セロウェイスト生理は体にやさしい

  • ナプキンやタンポンには香料、化学薬品、漂白剤、農薬などが含まれる
  • ナプキンやタンポンは膣を乾燥させて、免疫力を下げる
  • Wenによると、ナプキンの約90%がプラスチック
  • 化学繊維は膣内のpHバランスを崩す
  • 化学繊維は膣内の細菌のバランスを崩す

実は、体の中で一番吸収性が高いのは膣なんです!

エストラジオール(人工ホルモン)を投与する実験では、膣から投与した場合の血中のエストラジオール値が、口から投与した場合の10倍にもなったそうです(2)。

薬の早急な投与が必要な場合には朗報ですが・・・


生理用品に含まれる有害物質も、速攻で、しかも高確率で体内に取り込まれるってことでもあります・・・(悲惨)。


日焼け止めやシャンプーの成分が母乳から検出されているという話があります。


でも、膣の吸収性は腕や頭皮とは比べ物にならないぐらい高いので、本来なら、生理用品には他のパーソナルケア製品以上にこだわるべきなんですよね!

***

最後に、生理をサスティナブルに乗り切るためのコツを1つだけお話しして終ろうと思います。

ゴミを出さない生理を続けるコツ(1つだけ)

生理 ゴミ コツ

コツは1つだけです。

無理はしない

コレにつきます。


「ゼロウェイスト生理」は素晴らしいことですが、心の準備が出来ていないことや、自分自身に負担がかかることは無理してやらないのが大切です。


なぜなら、「無理をしている=あなたにとってサスティナブルではない」から。

Satori

地球とサスティナブルな関係を築くには、あなた自身が心配や不安なく、継続して実践できる状態が超重要!!

今回のブログを読んで「ハードルが高い!」と感じた人は、生理が軽めの日に布ナプキンを試したり、使い捨てカイロをやめるところから始めるのでOK。


ゆっくり前進していくのがおすすめです!

まとめ:ゼロウェイスト生理は可能(努力は必用)

生理 ゼロウェイスト

記事の内容をまとめます。

記事の内容
  • サスティナブルな生理用品を使えば、ゼロウェイストで生理を乗り切ることも可能!
  • 生理痛・PMS対策もエコな方法で出来る
  • ナプキン・タンポンからの卒業=プラスチックゴミの減少
  • 使い捨ての生理用品はコスパが悪い!
  • 使い捨てのナプキンやタンポンは女性の体にやさしくない
  • 自分にとってもサスティナブルな生理を目指すのが大切

「ゼロウェイスト・サスティナブル・ノントクシック」な生理は達成可能です。


でも、個人的には全然簡単ではなかったです。


嘘はつけません。

Satori

月経カップの装着めんどい!タンポンの方が100倍使い勝手がいい!

布ナプ洗うのめんどい!使い捨てナプキンの方が楽!

実践し始めて5年になる私でも、未だにこんなふうに思うことがあります。


なので、最初はホントに自分が出来る範囲でやればOK。

1回の生理で使う20枚のナプキン。

その半分を布ナプキンに変えるだけでも、1年間にレジ袋30枚分節約できます。

(少ない日だけ布ナプにしたり、ライナーをやめるだけでも十分!)


これを覚えておくといいかもですね。


本日は以上!

参照

  1. Fathizadeh N, Ebrahimi E, Valiani M, Tavakoli N, Yar MH. Evaluating the effect of magnesium and magnesium plus vitamin B6 supplement on the severity of premenstrual syndrome. Iran J Nurs Midwifery Res. 2010;15(Suppl 1):401-405.
  2. Tourgeman DE, Gentzchein E, Stanczyk FZ, Paulson RJ. Serum and tissue hormone levels of vaginally and orally administered estradiol. Am J Obstet Gynecol. 1999;180(6 Pt 1):1480-1483. doi:10.1016/s0002-9378(99)70042-6