このような疑問にお答えします。
- 焼き菓子作りに使える卵の代用品3選(イチオシ)
- その他の卵代用品
これを書いている私は、卵に遅延型アレルギーがあり、出来るだけ卵を食べない生活をしています。
でも・・・
焼き菓子を卵なしで作るのは、なかなか難しい!
というのも、卵の役割って意外と多いんですよね。
・生地を膨らませる
・生地をまとめる
・生地の乾燥を防ぐ
・生地をこんがり焼き上げる
・生地の甘味を引き出す
これが全部出来る食品は、残念ながら卵以外にはありません・・・
しかしっ!!!
かなりいい感じになるものならあります^ ^
アメリカには卵アレルギー以外にも、ヴィーガンなど卵を食べない人が多いため、代用品のアイデアも日本より多いです。
今日はその中でも、私が普段から「これは使える」と思っている卵の代用品だけを厳選してご紹介します!
Contents
焼き菓子作りに使える卵の代用品3選(イチオシ)
- チアエッグ(チアシード)
- フラックスエッグ(フラックスシード)
- アクアファバエッグ(豆の煮汁)
上記の通りです。
順番に見ていきましょう。
チアエッグ
「チアエッグ」は、チアシードやチアシードパウダー(粉末状のチア)で作る卵の代用品です。
アメリカでは卵不使用の焼き菓子によく使われる、定番の卵代用品です。
作り方もシンプル。
チアエッグの作り方
材料(チアエッグ1個分)
- チアシード、または粉末チアシード 大さじ1
- 水 大さじ2.5~3
作り方
- チアシードと水をよく混ぜ合わせて、5分ほど置けば完成!
ポイント
- 卵1個に対し、チアエッグ1個で代用できます
- ジェルのような、ドロッとしたテクスチャーになります
チアシードは、コーヒーグラインダーや高速ブレンダーなどで粉砕してパウダーにすることが出来ます。
機械の性能によっては完全に粉末状にはならないですが、パウダー状で売られている製品は酸化しやすく値段も高いので、家で作るのもおすすめです。
- SUPER FOODS JAPAN:生産者の顔が見えるホワイトチアシード *日本人が南米で栽培
- MANGOS:JAS有機栽培チアシード 200g×3袋 *国内でのカビ毒・アフラトキシン検査済み
チアシードは用途がたくさんあるので、コスパの高い食品です。
▼チアシードの活用法については、こちらにまとめてます。
チアエッグの特徴と注意点
- ズッシリとした焼き上がり→ブラウニーや、重めのパウンドケーキなどのレシピ向き
- 卵に比べて脂肪分が少ない→バターやオイルなど、脂肪分を足してあげた方がキレイに焼きあがる
- 生地はかためでOK→焼き上がりには問題なし
チアエッグには、卵のように焼き上がりのお菓子をフワッとさせる効果はありませんが、生地はちゃんとまとまるし、しっとり仕上がります。
また、チアエッグを使うと、生地がかたく重たい感じになるんですが、他の材料と混ざらないほどでなければ大丈夫です!
かたすぎる時は、水分を足して調節してください。
向いているレシピ
- クッキー
- ブラウニー
- マフィン
- パウンドケーキ
- カップケーキ
フラックスエッグ
「フラックスエッグ」は、フラックスシードや、フラックスシードミール(フラックスシードを細かく粉砕したもの)で作る、卵の代用品です。
実は、作り方も、使い方も、チアエッグと全く同じです!
フラックスエッグの作り方
材料(フラックスエッグ1個分)
- フラックスシード、またはフラックスミール 大さじ1
- 水 大さじ2.5~3
(写真は生地をしっとりさせるために、バナナも入れてます)
作り方
- フラックスミールと水をよく混ぜ合わせて、5分ほど置けば完成!
ポイント
- 卵1個に対し、フラックスエッグ1個で代用できます
- かたい溶き卵のような、ドロッとしたテクスチャーになればOK
フラックスエッグの特徴と注意点
基本的に、チアエッグと同じです。
※フラックスとチアシードの両方を使うことも出来ます。
向いているレシピ
- クッキー
- ブラウニー
- マフィン
- パウンドケーキ
- カップケーキ
チアエッグと同じで、どちらかといえば、ズッシリ重めのお菓子レシピ向きです。
焼き菓子をフワッとさせたい場合は、次に紹介する「アクアファバエッグ」がおすすめです。
アクアファバエッグ
アクアファバエッグは、豆の煮汁から作る卵の代用品です。
アクアが水で、ファバが豆。
ハンドミキサーでホイップするだけでメレンゲのようになる、ちょっと不思議な卵の代用品です。
アクアファバエッグの作り方
作り方
- 豆の煮汁(アクアファバ)を大きめのボールに出す
- クリームオブターターを入れ、ハンドミキサーで6~10分ほど泡立てる
- メレンゲのように泡立てば完成
ポイント
- 何の豆の煮汁を使ってもOK。定番はひよこ豆
- アクアファバ大さじ3杯で卵1個分、大さじ2杯で卵白1個分
- あまった豆の煮汁は製氷機で凍らせておくと便利
アクアファバエッグの特徴と注意点
- メレンゲのような仕上がり→お菓子の生地をふわっとさせてくれる
- 完成品の長時間保存は不可→だんだん泡が消えていく
- 豆の煮汁は泡立てなくても使える→生地をまとめ、しっとりさせてくれる効果あり
- 豆の煮汁は薄すぎると泡立たない→初心者には缶詰がおすすめ
- 卵白のように簡単には泡立たない→手動の泡だて器はおすすめしません
私も最初にアクアファバに出会った時はビックリしました!
あまりにも怪しかったので、実際に自分で作るまで、半信半疑でした(笑)。
でも今は・・・
グルテンフリーのパンケーキやワッフルもふわっとさせることが出来るので、めっちゃ重宝してます!
もう豆の煮汁は捨てません!
向いているレシピ
- パンケーキ
- ワッフル
- マカロン
- メレンゲを使うレシピ全般
卵を使うレシピになら何にでも使えますが、特にふわっと軽く仕上げたいお菓子におすすめです。
さて・・・
ここまで定番の使いやすい卵の代用品を3つ紹介してきましたが、実はほかにもたくさんあるので、表にまとめました。
その他の卵代用品
卵の代用品 | 卵1個 | 目的 |
---|---|---|
炭酸水 | 50~60ml | 生地を軽く、ふっくらさせる |
バナナ(つぶす) | 1/2本 | 生地をまとめる、しっとりさせる |
アボカド(つぶす) | 1/4~1/2個 | 生地をしっとりさせる、コクを出す |
ナッツバター (アーモンドバターが おすすめ) | 大さじ2.5~3 | 生地をまとめる、乾燥を防ぐ |
アップルソース (リンゴを煮詰めたもの) | 50~60ml | 生地をしっとりさせる |
長芋 (すりおろし) | 50~60ml | 生地をふわっと軽くさせる |
絹ごし豆腐(ペースト状) | 50~60ml | 生地をふわっとさせる、しっとりさせる |
ヨーグルト(ソイ、ナッツOK) | 50~60ml | 生地をしっとりさせる、甘味を足す |
アガーアガー | 大さじ1+水大さじ1 | 生地をまとめる |
アロールートパウダー | 大さじ2+水大さじ3 | 生地をまとめる、型崩れを防ぐ |
上記の通りです。
これらの代用品を使えば、小麦粉を使ったお菓子であれば、卵がなくても十分生地がまとまり、上手く焼きあがります。
グルテンフリーの場合は、ベーキングパウダーを使うなど、もう少し工夫は必要になると思います。
まとめ:焼き菓子の卵は、ほかの食品で代用できる
記事の内容をまとめます。
- パウンドケーキやブラウニーなど、ズッシリしたお菓子にはチアシードやフラックスシードエッグがおすすめ
- パンケーキやワッフルなど、ふわっと軽いお菓子にはアクアファバエッグがおすすめ
- 焼き菓子で使える卵の代用品は意外とたくさんある!
やっぱり、一番焼き菓子に使えるのはチア、フラックス、アクアファバです。
それぞれ、フラックス「エッグ」、チア「エッグ」、アクアファバ「エッグ」とニックネームがついているぐらい、アメリカでは卵の代用品として親しまれています。
ぜひ、お試しください!
以上。
卵を使わずに焼き菓子を作りたいけど、なかなかうまく出来ない。本当に使える卵の代用品が知りたい!