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趣味が健康にいい理由3つと「生きがい」と呼べる趣味の見つけ方

青空

こんにちは、Satoriです。

突然ですが、あなたには「生きがい」と呼べる、趣味がありますか?

「趣味が生きがいなんて大げさな」と思う人もいるかもしれません。

確かに、若くて忙しい時は、無趣味で困ることと言ったら、「履歴書に書く趣味がない」「出会いが少ない」ぐらいですよね。

でも、年を重ねても無趣味のままでいると、多くの人は「自分には生きがいがない」と、落胆して焦ります。

また実際に、趣味を持つことは、人生を充実させてくれるだけでなく、長期的に健康を維持するためにも、大切だということが分かっています。

つまり、趣味を持つことは、幸せに長生きするためには必須であって、「無趣味」は、真剣に取り組まなければいけない「問題」ともいえます。

そこで今日は、趣味が健康にいい理由と、「生きがい」と呼べるような、「真の趣味」の探し方のヒントをご紹介します。

Contents

趣味とは

青空

まずは、趣味の定義をチェックしておきましょう。

goo辞書によると、趣味とは・・・

仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。

goo辞書:「趣味(しゅみ) の意味」より引用

そして、英語でhobby(趣味)を調べてみると・・・

an activity or interest pursued for pleasure or relaxation and not as a main occupation.

dictionary.com: 「hobby」より引用

「メインの職業としてではなく、楽しみやリラクゼーションのために、行う活動、または追及する興味」になります。

メインでやっている職業・・・つまり、会社勤めや主婦業は、趣味の定義には当てはまりません。

たとえ、仕事や家事・育児が楽しくてすごく好きでも、趣味とは、それ以外に好きなこと持つということです。

でも、これでは、まだ少し分かりにくいですよね?

もう少し、詳しく、解説していきます。

時間を忘れて没頭するのが趣味

子供の頃、遊びに夢中になり過ぎて、気付いたら周りが真っ暗になっていたことはありませんか?

また、親から何度怒られても、布団の中で隠れてでも、漫画を読んだり、ゲームをしたことはありませんか?

「やらなくても全く生活に支障は出ないのに、時間が許す限りやり続けてしまうこと」

それが、「生きがい」になりうる、趣味です。

あなたには、時間を忘れて没頭してしまうことがありますか?

自分の殻を自然にぶち破ってしまうのが趣味

「趣味が高じて仕事になった」という言葉を、特に最近はよく耳にするようになりました。

これは、人間は大好きなことのためであれば、自分の殻をぶち破って、どんどん新しいことに挑戦していくからです。

趣味は、私たちを成長させてくれます。

しかも、気付かないうちに、自然とです。

例えば、喋り下手の人でも、趣味のためにコミュニケーションが必要なら、自分から人に声を掛けますし、人混みが苦手な人でも、趣味のためなら、毎週のように外に出かけます。

趣味のために、苦手な分野の文献を時間を忘れて読んでしまう人もいますし、「SNSはサッパリ分からない」という人が、ものの数日で、複数のアカウントを操るようになったりします。

自分を無理に奮い立たせなくても、自己啓発本を読まなくても、あなたを行動に移させるのが趣味です。

あなたには、無条件に頑張れてしまうほど、情熱を持っていることがありますか?

趣味が健康にいい理由3

趣味の定義がつかめたところで、次に、趣味が健康にいい理由を見ていきましょう。

もちろん、スポーツなどの運動を趣味にすれば、身体的な健康は向上します。

嫌々ジムに通ったり、筋トレする人も多いですので、運動系の趣味が持てれば、一石二鳥ですよね。

しかし、実は、健康には2つあります。

身体的健康と、精神的な健康です。

そして、趣味が与えてくれる健康効果は、主に精神的なものになります。

「精神的な健康」という言葉に、ピンと来ない人もいるかもしれませんが、「病気は気から」という言葉あるように、精神と身体は2つで1つです。

精神と身体は切り離すことは出来ませんので、どちらか1つが欠けていても、絶対に健康にはなれません。

絶対です。

100%。

つまり、趣味を持つことは、その種類に関わらず、とてもとても健康的だと言えます。

それでは、代表的な3つの理由を見ていきましょう。

元気に長生きできる

奈良県立医科大学が2016年に発表した、趣味や生きがいを持つことと、死亡率との関係を調査した研究があります。対象者は65歳以上の男女1853人で、3年9か月分のデータが分析されています。

この研究によれば、趣味や生きがいを持っていない人と死亡率増加のリスクには、深い関連性が見られたとのことです。

また、老後の自立度をはかる指針である、ADLとIADLの低下リスクも、趣味と生きがいを持たない人の方が、持つ人よりも高くなったとのことです。

ADL (activities of daily living・日常生活動作) とは、食事や入浴などの単純な日常生活の動作のことで、 IADL (instrumental ADL・手段的日常生活動作) とは、炊事洗濯、買い物、金銭管理などの、より高度な日常生活の動作のことです。

ストレス発散になる

大好きなことに没頭していると、脳から幸せホルモンが分泌されて、心が満たされますので、ストレスや負の感情は居場所を失って、あなたの心から出て行きます。

「ストレスはあって当たり前」と思う人もいるかもしれませんが、ストレスを軽減していかなければ、健康にはなれません。

ストレスは過労死などの原因になるだけでなく、肥満、うつ、生活習慣病などの引き金になるとも言われています。

このため、ストレスをコントロールする「ストレスマネージメント」のスキルは、現代社会を生き抜くためには、必要不可欠です。

好きな趣味を持つだけで、ストレスが軽減出来るなんて、最高ですよね?

自己肯定感が高まる

時間を忘れて没頭するような趣味が出来ると、心が満たされるため、自己肯定感が高まります。

怒られたり、酷いことを言われても、「私には趣味があるもん!」と、開き直れる余裕が出来るため、それが自分の自信につながっていきます。

また、 同じ趣味を続けていると、気の合う仲間に出会うこともあります。

楽しく会話が出来る相手が増えるということは、自分を認めてくれている人が増えるということですので、これにも、自己肯定感を高めてくれる力があります。

さらに、大人になると、新しく何かを学ぶということも少なくなりますが、趣味を始めると、新しい知識や出来ることが日に日に増えていきます。

この達成感も、自己肯定感を高めてくれます。

趣味には責任がありませんので、たとえ何かが上手く行かなくても、自分を責める必要もないため、安定した状態で自己肯定感をアップできます。

間違った趣味の探し方

「生きがい」となるような趣味を持つことが、健康に良いことが分かったところで、今度は趣味の探し方を見ていきましょう。

正しい趣味の見つけ方は、間違った趣味の探し方を見ていくと、分かってきます。

趣味にも色々とあり、たまにやって楽しいと思えるぐらいのものであれば、「いくらでも思いつく」という人も多いのではないでしょうか。

買い物に行ったり、友達とお茶したりするのも、趣味と言えば趣味になりますもんね。

ただ、今回探していきたいのは、時間を忘れて没頭してしまうぐらいの、一生モノの趣味です。

人に「止めろ」と言われても、止められないほど好きな趣味です。

このタイプの趣味は、普通の趣味と同じ探し方をしていたのでは、見つかりません。

まずは、間違った探し方をご紹介します。

最初から趣味をツールにしようとする

趣味による健康効果や人生の充実感を得るためには、趣味が目的である必要があります。

最初から、「趣味を使って副業しよう」「趣味を使って恋人を見つけよう」などと、趣味をツールにする予定で探しても、心から好きになれる趣味には出会えません。

また、「お金にならないから」「出会いがないから」と、興味がありそうな趣味の分野を、挑戦する前から否定してしまうのも、良い趣味に出会えない理由の1つです。

中毒・依存と生きがいを勘違いする

中毒や依存と「時間を忘れて没頭する趣味」は、紙一重なところがあります。

例えば、ギャンブルやお酒は好きな人が多いですが、依存しやすい趣味としても有名ですよね。

また、有名人の追っかけなども、度が過ぎて中毒状態になると、ストーカーになったりする人もいます。

「常識的な判断が出来ないような心境」を生み出すものは、生きがいではなく、中毒・依存です。

例えば、趣味のために遅刻や無断欠勤を繰り返すようであれば、それは「生きがい」とは呼べません。

費用を気にしすぎる

お金がないのに海外旅行を趣味にすることは出来ませんが、費用を気にしすぎるあまり、そこまで興味のないことを始めてしまっては、結局時間の無駄になってしまいます。

タダで出来る趣味もネットを検索すればたくさん出てきますが、まずは、費用のことは置いておいて、自分の興味の赴くままに、趣味になりそうなことを探してみるのがおすすめです。

難易度にこだわり過ぎる

簡単に始められる趣味は挑戦しやすいですが、飽きるのも早かったりします。

また、本当に好きなことが見つかれば、今まで難しいと思っていたことも、「これぐらいできる」と、アッサリ思ったりしますので、趣味を探している段階では、難易度を気にする必要はありません。

時間を気にしすぎる

趣味を探す時に、「自分が趣味にあてられる時間」を条件にする必要はありません。

現代人は忙しいですよね。

私もフルタイムで働いていますので、仕事の拘束時間9時間と、往復の運転が2時間。帰宅するのは、夜の7時です。

でも、時間は、作るものです。

「趣味の時間」のことを考えるとワクワクして、家事もいつもの半分の時間で終わってしまったりします。

「生きがい」と呼べるような趣味のためであれば、人間は時間なんて、無限に捻出できます。

最初から、時間を気にしすぎる必要はありません。

人目を気にしすぎる

世の中には、SNS映えする趣味や、「オシャレ」だと褒められる趣味もありますよね。

例えば、カフェ巡り、アロマセラピー、フラワーアレンジメント、写真など。

しかし、趣味は人からオシャレだと言われるために、やるものではありません。

地味で、誰にもほめてもらえない趣味でも、自分が満足しているなら、それでいいんです。

自分の心が満たされない趣味なんて、やっても、健康効果なんてありません。

おすすめの趣味の探し方

趣味を探す方法は、たくさんあります。

ネットで検索したり、お友達のを真似してみたり、とにかく色々なイベントに出かけてみたり。

先ほどあげた「間違った探し方」を避けて、リサーチしていけば、いずれは「これだ!」と思えるものに出会えるでしょう。

趣味は、この先の一生を豊かにしてくれる可能性もある、大切なものですので、焦らずに、じっくり考えてみてください。

特に私がおすすめするのは、子供の頃好きだったことに、ヒントを得る方法です。

子供の頃を思い出してみよう

あなたが小中学生の頃、放課後は何をしていましたか?

友達の間で流行っていたものは?

部屋には何を飾っていましたか?

例えば私の場合、放課後は部活でした。バドミントン部ですね。

友達の間では、かわいい文房具やシール、男性アイドル、月9ドラマやMステなどの音楽番組が話題になっていました。

部屋には、レオナルド・ディカプリオポスターが貼ってあり、ゆずラジオを聞いたりしていました。

家で1人の時は、を書いたり、をかいたり、音楽を聞いたりしていました。

実家ではビートルズがよくかかっていたので、洋楽をよく聞いていました。

夜更かしして、母親とお菓子作りをしたり、手芸をしたりしたこともありました。

どうでしょう?

趣味になりそうなヒントがたくさんありますよね。

あなたの子供の頃は、どんな感じでしたか?

子供時代のことを、一度すべてノートに書きだし、そこから、趣味になりそうなものを見つけて、リストを作っていきましょう。

子供の頃好きだった教科は?

子供の頃好きだった教科から、趣味になりそうな分野を探すことも出来ます。

特に小学生の頃は、「受験に必要だから」 「この分野の知識が就職に有利だから」 などという理由で、特定の教科を頑張って勉強することは少ないですよね。

ですので、そのころ好きだった教科は、きっと、あなたが本質的に好きな教科です。

まずは、小さいころ、好きだった教科を思い出してみてください。

別に、得意である必要はありません。好きだったらそれで大丈夫です。

そして、その教科に関連する、趣味を考えていきましょう。

各教科から連想される趣味を、少しあげてみます。

  • 国語:読書、文学史、文豪ゆかりの地訪問、日記を書く
  • 算数:数独、計算ドリル、スポーツ統計解析、そろばん
  • 理科:アクアリウム、ガーデニング、天体観測、図鑑
  • 社会:地図作り、ボランティア、討論番組鑑賞、博物館・民俗資料館巡り
  • 英語:英会話、英文学、洋楽、洋画、翻訳
  • 美術:水彩画、陶芸、イラストレーター、フォトショップ、写真、美術館巡り
  • 音楽:音楽鑑賞、楽器、好きなアーティストのライブ、ミキシング、カラオケ
  • 保健体育:ウォーキング、ジム、筋トレ、ヨガ、ダンス、ハイキング
  • 技術:クラフト、日曜大工・DIY、模型・プラモデル、レゴ
  • 家庭:料理、節約、アクセサリー作り、編み物、コーヒー、ハーブティー

いかがでしょうか?

ちなみに、私は美術と体育が好きだったのですが、大人になった今でも、やはりその2つの分野の趣味が多いです。

大人になると趣味はうらやましがられる

実は、私は多趣味です。

例えば、音楽フェスに行ったり、景色のよい場所をハイキングしたり、クラブに行ったりという、一般的に「オシャレ」と言われる趣味もありますが、アニメ鑑賞、アイドル、バンド、俳句、絵日記といった、「何となくダサい」と言われたり「地味」な趣味もあります。

学生の頃は、人からの誘いを「本を読んでるから」「ファンレターを書いてるから」などの理由で断ると、かなりの確率で呆れられました。

うわべだけの付き合いの人からは、「何それ、ダサッ」と思われていたと思います。

でも、年を取るにつれて、当時あんなに呆れていた友人や、知り合って間もない人にまで「趣味があってうらやましい」「生き生きとしてるよね」と言われるようになりました

やはり、みんな年齢を重ねるにつれて、「生きがい」を持つことの重要性に気づくんでしょうね。

ですので、好きなことであれば、どんどん前へ突き進んでください。

地味でもダサくても、無趣味に比べたら何倍もカッコいいです。

趣味に失敗はない

趣味には、仕事や子育てのように、責任やルールはありません。

いつ始めても、いつやめても、毎日やっても、半年に1回しかやらなくても、すべてOKです。

そして、始めた趣味が続かなくても、それは「失敗」ではありません。

ですので、気になる趣味には、どんどんチャレンジしてみるといいと思います。

まずは、行動を起こすことが大切です!

まとめ

いかがだったでしょうか。

「生きがい」と呼べる趣味を持つことは、健康に充実した人生を送るためには、欠かせないものです。

ですので、「無趣味問題」を抱えている人は、ぜひ真剣に趣味探しに取り組んでみてください。

趣味の探し方が分からない人は、まず、子供の頃の自分を思い出してくださいね。

あの頃好きだったことは、きっと今でも好きなことが多いですので、すてきな趣味に出会えるきっかけになると思います。

それでは、また次回☆

参照

  • Tomioka K, Kurumatani N, Hosoi H. “Relationship of Having Hobbies and a Purpose in Life With Mortality, Activities of Daily Living, and Instrumental Activities of Daily Living Among Community-Dwelling Elderly Adults”. J Epidemiol. 2016 Jul 5;26(7):361-70. doi: 10.2188/jea.JE20150153. Epub 2016 Mar 5.