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食中毒など「メロンで腹痛になる理由6つ」と、腹痛を防ぐ方法

メロン 腹痛
メロン好きな人

メロンが大好きなんだけど、なんかお腹が痛くなることがあるんだよね。もしかしたら食中毒なのかな?下痢や腹痛にならない食べ方も知りたい!


このような疑問にお答えします。

✔記事の内容

・メロンによる腹痛の原因6
・メロンによる腹痛を避けるためのヒント(4つあります)


おそらく日本人が一番好きなフルーツの1つ、メロン。


高級フルーツとして知られていますが、最近は安価な海外輸入の品種も増えてきて口に入る機会も多くなってきましたよね?


でも、メロンって意外と腹痛になりやすいんですよね・・・


そこで今日は、メロンで腹痛が起こる原因と腹痛予防のヒントをご紹介します!

Contents

メロンによる腹痛の原因6

メロン 腹痛 理由



メロンによる腹痛の原因は、主に以下の6つです。

メロンによる腹痛の原因
  1. 食中毒
  2. アレルギー
  3. 熟れすぎている(腐っている)
  4. 熟れていない
  5. 食べ合わせが悪い
  6. 水分が多すぎる


結構ありますよね。これは腹痛になる人が多いはずです!


詳しく見ていきましょう。

食中毒


「食べたメロンの味が苦いような変な味だった」という場合には、食中毒の可能性があります。


メロン自体がばら色かび病というカビ感染による病気にかかっていた場合、メロンはカビ菌と戦うために「ククルビタシン」という天然の毒素をたくさん分泌します。


この毒素が増えすぎると、人間が食べた時に腹痛、下痢、嘔吐などの症状が出ると言われています。

メロンの皮には雑菌が付着しやすく完全に洗い流すのも難しいから、皮に付着した雑菌による食中毒にも注意よ!

リステリア菌による食中毒

ほとんどのメロンによる食中毒は一般細菌が原因ですが、ごくまれにリステリア菌による食中毒になることもあります。


メロンから検出されることがあるリステリア菌は、サルモネラ菌やボツリヌス菌同様、食品媒介性細菌の中でも特に毒性が高く危険だといわれる菌です。

日本では報告例が少ないといわれるリステリア菌による食中毒だけど、アメリカでは毎年のように中毒者が出てるのよ!



CDC(Centers for Disease Control and Prevention:アメリカ疾病予防管理センター)の報告によると、毎年数件のリステリア菌による食中毒が発生していて、最後に大きな集団食中毒が起こったのは2011年。

カンタロープメロン事件(2011)

感染地域:アメリカの28州
被害:感染147人/入院143人
死亡者:33人(米国集団食中毒史上歴代2位)

※死亡者数歴代1位:1985年にカリフォルニア州で起こった集団食中毒事件。これもチーズに付着したリステリア菌が原因。


リステリア菌による食中毒は、健康な大人であれば軽い症状で済むことほとんどですが、子供や高齢者の間では死亡のリスクが高く、妊婦が感染した場合には、早産や死産の危険性があるとされています。

▶日本人にとって身近な食中毒が学べるマンガもあるよ!(初心者向け)

アレルギー


「メロンを食べると、いつもお腹の調子が悪くなる」という人は、メロンにアレルギーがある可能性があります。


特に、 イネ科のブタクサで花粉症が出る人は、メロンやスイカにもアレルギー反応が出る人が多いようです。


また、アレルギーと診断されるレベルでなくとも、遅延型アレルギーといって症状が遅れて出てくるアレルギーの場合もあります。


遅延型アレルギーは症状も軽い場合が多く気づきずらいのが難点。

熟れすぎている(腐っている)


元々甘いメロンは「完熟」と「腐敗」の境目を見分けるのが難しいため、「これぐらい大丈夫かな?」と思って食べたら、実は腐っていてお腹を壊した、というケースも多いようです。


糖質が発酵してアルコールのような匂いがしたり、舌がピリピリするほど「甘い」と感じる場合には、腐りかけている証拠ですので、すぐに食べるのを止めましょう。

熟れていない


熟していないメロンは消化がしずらいので、たくさん食べると消化不良になり、腹痛や下痢などの原因にもなります。

食べ合わせが悪い


メロンは、ほかの食品との食べ合わせが難しいことで有名な食品です。食べてすぐお腹が痛くなった場合、食べ合わせが原因の可能性が高いです。


90%以上が水分であるメロンは、体内に入ると、瞬く間に消化されます。

消化スピードの違い

メロン:20分~30分もたてば、消化が完了しているイメージ
その他の食品:通常、消化に3~6時間はかかる


食品の中でも飛びぬけて消化スピードの速いメロンを他の食品と一緒に食べると、メロンも3~6時間お腹の中に居座ることになります。


すると、他の食品の消化が完了するのを待っている間に、メロンの糖質が発酵してガスが発生し、お腹の張りや、腹痛の原因になってしまいます。

水分が多すぎる


「食事中や食事の直後にガブガブ水を飲むと消化に悪い」と聞いたことがあるかもしれませんが、メロンでも同じことが言えます。


これは、多量の水分で胃液が薄まると、消化作業がスムーズに進まないとの考えからです。


食後のデザートにメロンを食べる場合は、食べる量に気を付けることが超重要。


スイカでも腹痛

アメリカでは、夏のバーベキューシーズンになると腹痛を起こす人が続出します。

これは、バーベキューパーティーではデザートにスイカが振舞われることが多く、スイカもメロンと同じ理由でお腹が張ったり痛くなったりする原因になるためです。


塩辛く油っぽい食事をすると、スイカやメロンで口の中をスッキリさせたいですが、水分の多いフルーツは食べ過ぎに注意ですね。

メロンによる腹痛を避けるためのヒント4選

メロン 腹痛 避ける


食中毒や消化不良は100%避けられるものではないですが、出来るだけ安全にメロンを楽しむために、出来ることもあります。


以下にヒントを4つまとめました。

メロンによる腹痛を避けるためのヒント4選
  1. 皮の取り扱いに注意する
  2. アレルギーは検査する
  3. 一度にたくさん食べない(下痢の原因解説)
  4. メロンを食べるベストなタイミングを知る


皮の取り扱いに注意する


メロンは農家から食卓に到着するまでに、色んな人が触っています。このため、皮には雑菌がたくさん付着しています。


メロンを洗ってから切る人は少ないかもしれませんが、次のような場合、洗うことも考慮しましょう。

・輸入品の場合
・食中毒の影響を受けやすい子供や高齢者が食べる場合


メロンの皮の取り扱いには、十分気を付けましょう!

アレルギーは検査する


メロンアレルギーが疑われる人は、病院で検査をしてもらい、安全だと分かってから食べるようにしましょう。

一度にたくさん食べない(下痢の原因解説)


メロンにはソルビトールという、下剤の原料にもなる糖アルコールの一種が含まれています。


ソルビトールを多く含むフルーツとしてはプルーン、もも、サクランボなどが有名で、メロンには大量に含まれているわけではありません。


ただし、一度にたくさん食べてしまうと、水分含有量が多いこともあり、下痢を引き起こしやすくなってしまいます。


特に、ふだん快便~便が緩めの人は注意。

メロンを食べるベストなタイミングを知る


メロンを食べるのに一番適しているタイミングは「空腹時」です。


お腹に未消化の食べ物がたくさん残っている状態でメロンを食べると、腹痛の原因になります。


朝食や、食事と食事の間におやつとして食べるのがベスト。

メロンを食後のデザートに食べてはいけないの?


結論から言うと、食べても大丈夫です!


ただし、腹痛を避けたいのであれば、量に気を付けることが大切です。


満腹の場合は、少し時間をおいてから食べるのもおすすめ。

まとめ:メロンはとても腹痛になりやすい果物だった


記事の内容をまとめます。

✔記事の内容まとめ
  • メロンの食中毒は思っている以上に危険
  • メロンは水分が多く消化不良や腹痛の原因になりやすい
  • メロンによる腹痛は、食べる量やタイミングを考えることで防げることも多い



事実として、メロンは腹痛を起こしやすい食べ物です。


ただし、ほかの食品と比べて、特にメロンだけが危険というわけでもありません。


腹痛回避のポイントを押さえて、今まで通り美味しく頂きましょう!



本日は以上です。

参照