パパっと作れるヘルシーおやつ50選【クリーンイーティングOK】

【人工甘味料】ゼロカロリーで太る理由5選【かなり怖い】

ダイエットコーラ
人工甘味料で
悩んでいる人

人工甘味料は「太りやすい体」を作るって聞いたけど、カロリーゼロなのに何で!?理由が知りたい!



このような疑問にお答えします。


✔記事の内容

・人工甘味料で太るのは本当?
・人工甘味料で太りやすい体になる理由5選
・ゼロカロリー甘味料の代用品2選



太りたくないなら、ゼロカロリードリンクを選ぶべきだと思いますよね?


私もそうでした。


コーラを毎日飲み続けたら半年で5キロも太ったので、賢い考えが頭に浮かんだんです・・・


Satori

そうだ、ダイエットコーラにすればいいじゃん!





・・・




痛恨のミス\(^o^)/




その後1年間、太った5キロは落ちることはありませんでした・・・


ダイエットコーラをやめるまでは!



***



今回のブログでは、「カロリーゼロなのに太る」人工甘味料の謎について解説していきます!


Contents

人工甘味料で太るのは本当?

人工甘味料 太る


正確に言うと、「人工甘味料を多く含む食生活は太る」という感じになります。


テキサス大学が1992年~2004年の間に、749人のウエスト(腹囲)を数年おきに調査した研究(参照1)があります。


その結果がこちら。

ゼロカロリー
炭酸飲料
ウエスト幅の
増加(cm)
全く飲まない0.77
たまに飲む1.76
日常的に飲む3.04




「全く飲まない」グループと「日常的に飲む」グループで、ウエスト幅の増加に3倍以上の差が出ているのはすごいですよね!


ただし、この結果をゼロカロリー飲料だけにむずびつけるのは難しいです。


なぜなら・・・

  • 「全く飲まない」グループ:全体的に健康的な食事をしていることが予想される
  • 「日常的に飲む」グループ:普通の炭酸やお菓子も平均以上食べていることが予想される




とはいえ・・・



人工甘味料を含む食生活は、ほぼ確実に太る」ということは間違いなさそうです。



ここからはその理由をお伝えしていきます!


人工甘味料で太りやすい体になる理由5選

ダイエットコーラ 太る
  1. 空腹だと錯覚する
  2. インスリンが上手く機能しなくなる
  3. カロリー摂取量が逆に増える(事実)
  4. より甘いものを求めるようになる
  5. 腸内細菌のバランスが乱れる


上記の通りです。


順番に、見ていきましょう。


空腹だと錯覚する


人工甘味料は食べると脳が混乱し、私たちは「空腹だ」と感じるようになります。


その仕組みはこんな感じ。

  1. 人工甘味料を食べる
  2. 脳が人工甘味料の甘味を感知
  3. 脳にとっては「甘味=糖質」なので、体は糖質処理の準備に入る
  4. 人工甘味料には糖質が含まれないので、脳は混乱
  5. 脳が「体内に入ってきたはず」の糖質を必死で探す
  6. 私たちは空腹だと感じる



この時に感じる空腹感は、脳の錯覚による「ニセモノの空腹感」ですが、私たちは区別できないので、余分なカロリーを摂取しがちになります。


ゼロカロリー飲料は元々「食品としてカウントされない」と思っている人も多いので、ますます余計な食べ物に手が伸びやすいですよね(汗)


インスリンが上手く機能しなくなる


インスリン(糖分を処理するために出されるホルモン)が適所適量で分泌されないと、肥満や二型糖尿病の原因になります。


そして、人工甘味料の摂取では、インスリンの過多と不足の「両方」が起こりえます。

  • インスリン過多:脳が人工甘味料を糖質だと認識し、処理する糖質がないのにインスリンが分泌される
  • インスリン不足:「脳が甘味を感知→糖質が入ってこない」を繰り返す脳が経験から学習し、必ずしも「甘味=糖質ではない」と認識を上書きする砂糖を食べても十分なインスリンが分泌されない



※インスリン分泌の不具合は、太りやすい体になるだけでなく、長期的に見ると糖尿病のリスクまで上げてしまう可能性があるので、とても危険です。


カロリー摂取量が逆に増える


人工甘味料を食べると、1日のカロリー摂取量が逆に増える場合が多いようです


アメリカの小児肥満専門誌に掲載された研究(参照2)では、子供7026人の5年間(2011年~2016年)の食事内容を分析しています。


その結果がこちら。

子供の飲み物1日の
カロリー摂取量の
増加
0
ゼロカロリー
炭酸飲料
+196
普通の
炭酸飲料
+312
ゼロカロリーと
普通の炭酸飲料
両方
+450



普通の炭酸飲料(砂糖使用)を飲んだ子供の摂取カロリーが増すのは分かりますが、ゼロカロリーの炭酸飲料を飲む子供の摂取カロリーも、1日あたり200カロリー近くも増えているんですよね。


ゼロカロリー飲料で脳が混乱しているのか、偽物の空腹感に騙されているのか、ゼロカロリー飲料を含む食習慣自体が悪いのか・・・それは分かりません。



ただ・・・


シンプルな事実として、ゼロカロリー飲料を飲む人は、1日の摂取カロリーが水を飲む人に比べて多くなります


ゼロカロリーなのに!!


より甘いものを求めるようになる

人工甘味料 太る


人工甘味料の甘さは、最低でも砂糖の200倍といわれています。


このため人工甘味料の甘さに慣れてしまうと、いつものお砂糖の量では足りなくなってしまいます!


代表的な人工甘味料の甘さは以下の通り。

人工甘味料砂糖との甘さ比較
アスパルテーム約200倍
ネオテーム約200倍
アドバンテーム約2万倍
アセスルファムカリウム
(アセスルファムK)
約200倍
スクラロース約600倍
サッカリン約200~700倍


私も最初にアメリカに来た時は、何もかも甘すぎて食べられませんでした。


でも・・・


Satori

秒で慣れた\(^o^)/



みなさんも、お気を付けください。


腸内細菌のバランスが乱れる


腸内環境が乱れると、消化機能や代謝が落ちて、とても太りやすい体質になります!



健康な大人7人を対象に、サッカリンの摂取と腸内環境の変化を観察した実験(参照3)があります。


結果は以下の通り。

  • 参加者7名中4名の腸内細菌のバランスの乱れを確認
  • その4名は、実験開始から5日目で、はやくも血糖値のコントロール機能が低下
  • その4名の腸内細菌を移植したマウスも、血糖値のコントロール能力が低下



腸内環境が乱れただけでなく、血糖値のコントロール能力(インスリンの分泌)まで低下しているのは、かなり怖いですよね(汗)。




さて・・・



ここまで読んで、「やっぱり普通のお砂糖の方がいいのかな?」と思った人もいるかもしれませんが、そんなことは絶対にありません。


なぜなら、砂糖はこの世に存在しているありとあらゆる病気との関連性が、一番多く証明されている食品だからです



じゃあ、「どの甘味料ならいいの?」って感じですよね・・・


代用品を2つほど紹介します!


ゼロカロリー甘味料の代用品2選

人工甘味料 代用品
  • ラカンカ(中国南部原産のウリ科の植物の果実)
  • ステビア(南アメリカ原産のキク科の多年草の葉)


上記の通りです。


一応「天然」のゼロカロリー甘味料として認識されている2種類で、アメリカのヘルスコンシャスな層にも人気があります。

甘味料甘さ価格
ラカンカ白砂糖と
同じぐらい
ブラウン
シュガーの
ような感じ
高い
ステビア砂糖の
約200倍
独特。
後味が苦い
ことも
比較的安価



ちなみに、ステビアは葉っぱからシロップを手作りすることも出来ます!



ゼロカロリー甘味料は、種類や「天然」「人工」の違いに関わらず加工品であることには違いないので、摂取量にはくれぐれもご注意ください!


まとめ


記事の内容をまとめます。

✔人工甘味料のまとめ
  • 空腹を感じやすい→太る
  • インスリン分泌の不具合→太る
  • カロリー摂取量の増加→太る
  • より甘いものを求める→太る
  • 腸内環境が乱れる→太る
  • 天然のゼロカロリー甘味料は、ラカンカとステビアが人気



実は・・・


人工甘味料って、製造・販売元が多額を投資して人工甘味料に好意的な研究を発表するので、エビデンスベースでの判断も難しいんですよね。。。


私が思うこと。

Satori

シンプルに・・・出来るだけ食べないようにした方がいい!



コレですね。


とりあえず、どうしてもゼロカロリー甘味料が必要な場合は、私ならラカントとステビアで代用するかなと思います。


本日は以上!


参照

  1. Fowler SP, Williams K, Hazuda HP. “Diet soda intake is associated with long-term increases in waist circumference in a biethnic cohort of older adults: the San Antonio Longitudinal Study of Aging”. J Am Geriatr Soc. 2015 Apr;63(4):708-15. doi: 10.1111/jgs.13376. Epub 2015 Mar 17.
  2. Sylvetsky AC, Figueroa J, Zimmerman T, Swithers SE, Welsh JA. Consumption of low-calorie sweetened beverages is associated with higher total energy and sugar intake among children, NHANES 2011-2016. Pediatr Obes. 2019;14(10):e12535. doi:10.1111/ijpo.12535
  3. Suez J, Korem T, Zeevi D, et al. Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota. Nature. 2014;514(7521):181-186. doi:10.1038/nature13793